ご予定の販売先・仕入先の書き方
主な販売先
国民生活金融公庫の「創業計画書」1ページめの最後の項目が、「ご予定の販売先・仕入先」という項目です。
あなたに開業資金を融資できるかどうかを判断するうえで、あなたのビジネスプランがどの程度、具体的に進んでいるか。この項目から推し量ることができます。
小売ビジネスの場合は、「不特定多数の一般個人顧客」と表現すれば大丈夫です。
それ以外の場合は、可能な限り、主な販売先を具体的な会社名で表現できるようにしておきたいところです。
あなたが開業前段階の場合は、取引口座を開設してもらうために交渉している特定の相手先名を記載します。
引き合いの状況については、担当者面談・実権者面談・見積提出・価格交渉中等、個々の進捗程度、内容などを一覧表にして表すと効果的です。
できれば「取引基本契約書」など、ある程度の取引が安定的に見込まれることを示す材料もあわせて、面談のときに国民生活金融公庫に提示できるようにしたいものです。
また、既にあなたが開業済みの場合は、直近の取引実績について月次損益計算書の業績とともに質問されることが想定されます。
主要な販売先を記載することはもちろんですが、創業計画書とは別に、各販売先別の最近の販売実績、今後の販売実績につながる引き合いの状況などがわかる資料をあらかじめ用意しておきましょう。
主な仕入先
サービス業、例えば弁護士や税理士業などの「士業ビジネス」が典型的なのですが、仕入取引が基本的にない場合は「該当ありません」と書いて差し支えありません。
それ以外の場合は、主な仕入先についても具体的な会社名で表現できるようにしておきたいところです。
あなたのビジネスが安定的に継続できるかどうかは、販売する商品やサービスを生産するために必要となる材料やサービスが安定的に供給してもらえるメドがあるか、で判断できるわけですね。
こちらも、できれば「取引基本契約書」など、ある程度の取引が安定的に見込まれることを示す材料もあわせて、面談のときに国民生活金融公庫に提示できるようにしたいものです。
また、既にあなたが開業済みの場合は、直近の取引実績について月次損益計算書の業績とともに質問されることが想定されます。
主要な仕入先を記載することはもちろんですが、創業計画書とは別に、各仕入先別の最近の仕入実績などがわかる資料をあらかじめ用意しておきましょう。