リスケジュールとは?
リスケとはリスケジュールのことで、業績の悪化や取引先の倒産などで融資の返済が難しくなった時に、銀行に対して毎月の元金返済額を減額してもらったり、元利金の返済の猶予をしてもらうことです。リスケができると新規借り入れした時と同様の効果が得られ、当面の資金繰りが安定します。リスケによってこの先半年から1年の資金繰りのめどがついたなら、すぐに経営改革に取り組む必要があります。
リスケをすると銀行から融資を受けにくくなるということはありますが、可能性が全くなくなるわけではありません。ただ、リスケ中は新規の融資を受けられなくなります。リスケによって業績が改善し、経営改革も進めて返済を正常にできる状態になれば新たな融資を受けることも可能です。
また、複数の金融機関からの借り入れがある状況でリスケをする際には、1つの金融機関だけに対してお願いするということはできません。特定の取引金融機関を劣後することは不公平になるので、劣後融資でない限り、すべての取引金融機関に対してリスケを申し込みます。
リスケを依頼するには、まず金融機関の担当者にアポイントメントを取ります。面談の際には「返済条件変更依頼書(経緯書)」を持参してリスケの依頼をします。経緯書には決まった形式はありません。1週間後をめどに経営改善計画書等の書類を作成しを提出します。計画書は現実的で無理のないものとします。リスケの交渉をスムーズに進めるためには経営改善計画書以外に、金融機関取引一覧表や計画沿った返済計画、リスケをしない場合の資金繰り表とリスケをしてもらった場合の資金繰り表、直近3期分の資金繰り表などが必要になります。金融機関取引一覧表には金額や期間、利率、元金、担保や保証の有無なども記します。
リスケをすると金融機関からの評価が落ちるので、リスケは最後の手段として選択するべきものです。リスケをお願いする前に経費を削減する、人件費を引き下げる、役員報酬をカットする、売掛金の回収をするなどできることはすべて行います。また、リスケを申し込んでから、書類を作成するまでに1週間ほどかかり、書類提出後審査の結果が出るまでには3週間ほどかかります。ですから、リスケを申し込むかどうかの判断をできる限り早くして資金がショートしないようにしなければなりません。リスケが成功したら、経営改善に取り組みます。また、金融機関に対して定期的に計画実行状況を報告することも必要です。