金融ブローカーとは?
金融ブローカーとは、株式・債券の取引きに際して仲介する人や会社のことです。金融ブローカーは投資家からの売買注文を受け、別の投資家や流通市場との橋渡しをして取引を成立させます。
主な収入源は手数料ですが、FX取引では手数料を無料とする金融ブローカーが多く見られ、その場合はスプレッドの一部を収入源としたり、スワップポイントにマージンを上乗せして利益を得ています。
また、ネット上では海外金融ブローカーのサイトもありますが、海外金融ブローカーが日本に住んでいる人に対して有価証券投資やFX取引をするには登録をしなければなりません。
無登録の海外金融ブローカーと取引をすると、トラブルに巻き込まれても解決するのが非常に難しくなります。
実際にトラブルになっているケースも少なくありません。
たとえば、為替のバイナリーオプション取引を始めたものの出金を請求しても応じてもらえないといったトラブルです。
また、日本国内では預託した証拠金の25倍を超えるFX取引は禁止されていますが、この規制を遥かに上回るレバレッジを掲げる、リスクの高い取引を宣伝文句にしている金融ブローカーもあります。
認可を受けている国内のFXブローカーには、年間取引高が1119.48兆円にも上るGMOクリック証券と年間取引高が974.57兆円というDMM.com証券があります。
市場シェア率が最も高いブローカーです。その他には3位はYJFX!、4位は外為オンラインです。
金融ブローカーで注意したいのは、詐欺目的で近づいてくる違法な業者もあるということです。
そのような業者は銀行からお金を借りられない経営者に、銀行から融資を受けられるようにしてあげましょうなどと言って近づいてきます。
銀行では、ある人物が仲介すれば本来融資できない会社にも融資するなどということは絶対にありません。
詐欺目的のブローカーは手数料を取って決算書の偽造をして、どこからも借りることができない会社が融資を受けられるようにします。
ブローカーの手を借りて粉飾決算をし、後でそれが発覚した場合は(遅かれ早かれ必ず発覚します)、融資額の一括返済をしなければならなくなります。
また、ブローカーに手数料を支払ったもののその後連絡が取れなくなり、お金だけだまし取られるというケースもあります。
ですから、「銀行からの融資を受けられるようにしてあげましょう」というようなブローカーには絶対に近づかないことです。